お知らせ

『灰となっても』

国民が自由のために集い、魂を燃やして闘った真の民主主義を問うドキュメンタリー記録映画を先日観ました。


この映画はそんな古い話ではありません。


今から四半世紀前の1997年7月の香港での実際の出来事なのです。


中国という一つの国の中で社会主義と資本主義が併存する「一国二制度」が香港返還後50年後の2047年6月末日まで(今から20年余り後)は維持されることが約束されましたが、表現の自由の保障や、普通選挙のあり方、何より司法の独立性をはじめとした真の三権分立の維持の側面がこの時、香港で大きく揺らぎ始めました。


このことに危機感を募らせた若者を中心とした国民が、民主化を求めた抗議運動は国内全土に短期間で広がりました。


比して、我が国ではどうでしょうか。学生運動を知っておられる方は今や高齢者となられ、政治や行政のあり方に疑問を抱く人々は日頃どれだけおられるのか?


もう世界的な見地から見れば、政治に無関心でも、無関係ではいられない時代のはずです。


参議院議員通常選挙投票日まで、後6日間。


耳障りのいい発言や、選挙前の短期的スパーンでの公約に惑わされず、戦後80年、長期政権が続いてきたこの国は世界的に今、どんな位置にあり、そこに生きている私たち日本人はどれだけ豊かな生活が出来ているのか?


しっかりと検証し、投票箱に貴重な一票を投じたいものです。