
お知らせ
『命どぅ宝(ぬちどぅたから)』
沖縄の方言で「命あってこそ宝」のことを島言葉で「命どぅ宝」といいます。
沖縄を訪ねると、地元のアーティストやミュージシャンが「親からもらった命と体」「死んでしまえば終わりだから」「命に勝るものはない」「命は一番大事であって自分の命も他人の命も大切にしなければならない」等々、歌詞や絵画、詩に、この言葉がよく記されています。
戦後80年の今夏、一般県民の9万4000人余が犠牲となられた先の大戦で、何にもましてどれ程命が大切かを知ることになったのが沖縄の皆様なのです。そんなことを考えていた先月29日早朝4時。
激しい腹部の痛みに突然襲われ救急車で栗東市内の救命救急病院に搬送されました。
「九里さん。時間を争う一大事です。人口呼吸器をつけて今から緊急手術をしてもよろしいね」ドクターの言葉。
それ以降、翌晩までの記憶なく一時は生死を彷徨っていました。
医療関係者や湖南広域消防局、家族や輸血くださった皆様はじめ多くの方々の懸命のご尽力のお陰様で、あれから一週間が経ち、こうしてブログを書けるまでに回復しました。
集中治療室で多くの患者様が運び込まれ緊急処置をされる医療従事者の方々の姿や、日夜必死に働かれる方々の様子を間近かで拝見し、地域医療や救命救急体制整備の重要性を改めて感じています。
様々なタイミングがあい「こうして生かされている命」。
病室から改めて偶然空に浮かんでいた「火の鳥雲」に両の手をあわせています。
「命を紡いでくださり、本当にありがとうございます」