お知らせ

『ハンドドリップ』

 先週末の3日間は、天井川として全国的にも有名だった草津川跡地公園(de愛ひろば)に「河川跡地をいかに街の活性化に繋げていくか」を学ぶために【SHIGA COFFEE FESTA】で賑わいをみせる現場に行きました。


 全国各地から17店のこだわりのコーヒーストア(珈琲専門店)が集結し競い合う様に、特別な味と香りをハンドドリップで抽出されている様は圧巻でした。


 私も高校三年生の18歳から東京で働いた後、滋賀に戻って暫くしてからの25歳まで珈琲専門店でアルバイトしていた経験から、みっちりとペーパーフィルターを使ってのコーヒーのいれ方を店長や先輩から厳しく教えこまれました。


 まず、豆は新鮮なものを使うこと、道具は必ず清潔なものを使うことから、焙煎には1杯あたり12g、湯は沸騰直前の湯沸かしポット90度の軟水をまずは粉状に蒸らし30秒してから、ペーパーフィルターの外縁から中心へとゆっくり円を描き、次に中心から外縁へと25秒を3回抽出することなどを自然な感覚で覚えこますまで毎日徹底的に教えられ、お客様に出せる珈琲と免許皆伝されるまで1年かかりました。


 この3日間、草津川のフェスタで各店のスタッフさんがハンドドリップ抽出を丁寧にされている様子を見ながら「『一杯のホットコーヒー』にかける情熱はいつの時代も変わらないんだなぁ」と改めて人のもつ能力とこだわりについて考えさせられました。


 因みに、最近の私のお気に入りの銘柄は『グアテマラの中深煎』を六甲の軟水や米原の泉神社の名水で抽出するのがベストですが・・・