お知らせ
『脱•言った者勝ち社会』
先般、東京出張時に地下鉄車内で見える範囲でスマホをみている乗客数を数えました。
実に36人中32人の方がスマホ画面をみておられました。
大衆社会における個人の原子化(アトム化)が進む昨今、我々、政治の世界でもSNS(Instagram、facebook、X等)の受発信に費やす時間が年を追うごとに増えています。
とりわけ選挙時には、短い言葉でメリハリの利いた耳ざわりのいい政策を掲げ、発信した候補者が勝利することが近年は多くなりました。
SNSによる虚実や膨大な情報(コメント)が政党や政治家のイメージをつくり出し、事実を変容する問題は当事者としていやと言う程、ここ数年感じてきました。
SNSの受発信による簡易なイメージづくり。
ポピュリズム(大衆迎合主義)に群れることで安心が得られる危険性を私たちは改めて考えなければならない時期にきていると思うのです。
中選挙区時代の「考える選挙」から小選挙区による「映える選挙」へ。
政党や候補者の浅い『見え方』ばかり気にするのではなく、地に足ついた、肝がすわった自らみて感じて考える深い議論が必要不可欠なのです。
「SNS民意にどう立ち向かうのか」
ー私たち政治家一人ひとりが今、熟考すべき課題なのですー
