お知らせ
『滅却心頭火自涼(しんとうめっきゃくすればひおのずからすずし)』
毎年より遅れて梅雨入りした感がある今年は、梅雨入り前から本格的な夏が来たと錯覚するくらいの夏日が連日湖国を覆いました。
毎週末、ラグビー協会事業や環境整備で屋外にいると、あまりの暑さにふらつくこともあります。
日頃から暑熱順化できる身体を保てる訓練を歳を重ねる毎にしなければならないと実感しています。
戦国時代、甲斐国恵林寺にいた快川紹喜和尚が織田信長に恭順の意を示さず抗ったことに信長が怒り、寺の焼き討ちを命じた時、和尚は「暑さなら暑さ、苦悩なら苦悩に同化すれば、炎の中でも涼しく感じる」。
炎暑も苦にせず自らがその状況や環境を受け入れて、どれだけ『無の境地』の心境にあるかが大事と言って、信長の命に反し、火中に身を投じました。
ラガーマンならわかることですが、ラグビー選手が試合中は何故か怪我の痛みや暑さ寒さの辛さを感じませんが、役員や観客でいくと炎暑を感じます。
東京都知事選挙真っ最中ですが、選挙の最中も厳しい選挙であればある程そんな気持ちになることも多いです。
長い人生、無心に集中することの大事さを時折感じる昨今です。