お知らせ

追悼『絵手紙』

政治家の進退は自らが決める。本会議場の私の席の両脇の県議が今秋辞職されました。


18年前の11月、当時博物館に勤務していた私は、ふるさと栗東市の財政状況が滋賀県下でも最悪な状況を殆どの市民に知らされないまま、指定管理者制度や郵政民営化がマスコミ報道され、市内は『官』から『民』との言葉が巷で溢れていたことに違和感をもち、政治の世界に無所属で入りたいと願い、市議会議員を志しましたが、地域の猛烈な反対にあい、それでも諦めきれず退職金や貯金全てを切り崩し県議会議員選挙に出馬を決意しました。


翌春、多くの皆様のお陰様で当選させていただきましたが、この時期になるといつも思い出すのが、その後、迷った時に私の生き方の羅針盤にしている、当時絵手紙をお盆とお正月に交換させていただいたある方の三つの言葉です。


それは『明るく常に笑顔で前向きであること』『挫折や困難に耐え強くあること』『余計なことは話さず、日々足元を固める努力を続けること』の3つの教示です。


あれから17年半。


試練がある度にこの声を思い出しています。


その先達が1年前に亡くなったことをつい最近知り、仏様に両の手をあわせに寄せていただきました。


困った時や悩んだ時、いつも人生の指針をそっと与えてくださった大先輩。


どうか安らかにお眠りくださいね。