お知らせ

『カフェにて』

先日、素敵なカフェを訪ねることができました。


以前から長女に「一人で読書やもの思いに耽る時、是非行ってみて」と言われていたのでどんな場所かと楽しみにしており、何回か訪ねていたのですが、いつも満員や閉店時間で残念だったのですが、今回は雪降る前で数人しかお客様もいらっしゃらず、1時間半ゆっくり読書に勤しむことが出来ました。


ストーブの灯りや古民家ならではの温もり。


コーヒー豆の芳醇な香りに、焙煎をする音や店主のドリップ作法と一杯にかける真剣な表情。


癒しと安らぎの贅沢な時間でした。


16歳から23歳まで8年間。


アルバイトしていた草津や山科、京都新京極の老舗珈琲店で手入れコーヒーの淹れ方を厳しく指導くださった各店舗の店長やマネージャーの顔を思い出しながら、「豆と水の相性と、入れ手の人柄がコーヒーの旨味を引き出すんだ」「コーヒーを淹れる時、お客さんに出す時は、機嫌良くするんだぞ」。


『一杯のコーヒーから教えてもらう作法が多かったなぁ〜』半世紀近く経った今も香り高い珈琲を飲む度に懐かしむ私がいます。