
お知らせ
『舞台の裏方から教えてもらった』
お芝居やミュージカルの舞台制作をしていた頃、演出家や作家、道具さんから教えてもらったことが街づくりに今も役立っています。
「九里さん、落ち葉のシーンでは本物の落ち葉を千枚必要なので、山寺に連れて行ってください」と道具主任
「なんで?紙切れではだめなんですか」と私。
「風を吹きつけた時、本物と偽物では飛び方が違うんですよ」と御大。
「真の役者は、水呑んでても、酒飲んだ時の様に徐々に酔いがまわってきた所作が出来るものです。
舞台は演者と裏方と、大枚払っていただいて観に来てくださった観客との真剣勝負」なんです。
昨日は『節分』。
今日は『立春』。
2週間経てば『雨水』。
24節気は日本の四季文化、彩り豊かな自然が生み紡いできた伝統文化です。
舞台芸術や音楽文化に触れる度、あの頃に叱られた日本を代表される方々の含蓄ある言葉が思い出される昨今です。