お知らせ

『米づくり』


ゴールデンウィーク後半の「こどもの日」は家族で田植え。皆のお陰で無事終えることができホッと一安心です。


米づくりは収穫するまでに字の如く、八十八回も人の手入れをしなければならないと昔からいわれています。


「学君、土づくりと水管理、夏の草取りが稲も野菜も出来不出来を左右するんやで」と長年、ひとりで田畑作業をされている方の言葉が胸に刺さりました。


仕事でも米作りでも世の中の物事を処理するには、最終的にどこに標準を合わせるか、目的を見定めてから手をつけるべきなのです。


舵のないまま船をこぎ出したり、的を定めることなく矢を放ってはいけない。


品種や気候に応じて、水や温度管理等をしてこそ秋には豊かな実りが迎えられるのです。


大学入学時にアルバイト先の喫茶店の店長から教わったコーヒー1杯の入れ方にも魂があること。


お金をいただいて、よそ様の口に入れさせていただくものゆえに、決して手を抜いてはいけないこと。


コーヒーの味は、水・豆。そしてその人の人柄が味覚を決める。


苗運びをしながら、学生時代、時給400円以上に人生訓を教わったことに今更ながら感謝しています。