お知らせ

『山中を歩きつつ』

週に数回早起きをして、緑の中を散歩をしていると心身共に浄化されます。


四季の移ろいを感じながらこの国に生まれた喜びと今日も生かされていることへの有り難さを、歩を進めながら感じています。


生物学者でもあられた昭和天皇は生前「雑草と言う草はない。人間が要不要でそう分類しているだけなんです」と述べられていました。


世の中に存在する事物には理由なく存在するものなどないのです。


「世の中には無用のものもなければ、無用の事もありません」


高学歴や学問があると言われる人の中には社会に存在する様々な物事を無用だと斥ける方がいらっしゃいますが、人の役に立たない、食用にもならない植物でも太古の歴史を生き抜いてきているのです。


世の中に無用なものなどない。いつかは死ぬのだから、今日を精一杯、自分にとっての最善を尽くそう。


光に向かって伸びゆくシダや雨後に地面をはう苔を見ながら『生生これを易という』意味を感じています。