お知らせ

『本物に触れる』

 先月末までが会期でした「ゴッホ展」を鑑賞に大阪天王寺の大阪市立美術館にいきました。


 私は20年余り芸術文化やスポーツ振興の仕事をしていたせいか、「心身が疲れてるいるな」と感じると好きな音楽や絵画にしばし身を置くことで至福の時間を過ごしたくなるのです。


 よく、「議員は疲れストレスが溜まるでしょう。どんなふうにして解消しているのですか?」と質問されることがありますが、そんな時は、「一泊二日の温泉旅行か銭湯で癒されています」と答えるのですが、実は本物の音楽や絵画(美術品)を鑑賞することは、リフレッシュすることに加えて、自らの見聞を広められ、10代の頃から、定期的に平日の夕刻の比較的人の少ない時間帯を狙って訪ねる様にしています。


 とりわけ私のこだわりは、コンサートと美術鑑賞もお腹を空かしていき、必ず鑑賞後にお腹を満たすことです。


 空腹で行くことで、作家や演奏家の苦労時代を味わいたいからです。


 口には出さないが誰しも本物になるまでには、明日の食べ物にも悩ましい苦節の時期があると思うからです。


 先月末の手術後、固形物がほとんど喉を通らなかった10日間。


 満足にご飯が食べられる幸せを、ゴッホの油彩をみながら噛み締めていました。