お知らせ

『一本の鉛筆』

 栗東芸術文化会館さきらでオープニング制作業務をしていた頃、ひとりのジャズシンガーと出会いました。

 

 ジャズボーカルの至宝として名高い伊藤君子さんです。

 

 当時の事務所のマネージャーと打ち合わせの機会をもち、「何とかホールのオープニング事業で歌って欲しい」と懇願しました。

 

 若気の至りで何もわからない私に、快く一つ返事で受託くださいました伊藤君子さん。

 

  その出会い以来、三度目の来県。

 

 昨夜は、ボランティア団体の代表として伊藤さんのコンサートを主催させていただきました。

 

 『コロナ禍や世界情勢が不安な中、ようこそおこしくださいました』と、コンサートの冒頭深く頭を垂れる巨匠。

 

 当時は、今の私よりも若かったシンガーも、四半世紀の時を経て、今は七十代も半ばとなられました。

 しかし、その円熟したやさしい歌声はあらゆるきく人の心を包み込みます。

 

 『実は昨日までコロナに感染したのかと思うぐらい喉がしんどかったんですが、検査したら陰性でした』とステージ上で率直に打ち明けられ、帰途には私にまで『ごめんなさいね。今度は体調万全できますね』と謝罪される君子さん。

 

 「とんでもありません」

 

 アンコール曲の『愛燦燦』では多くのお客様が目頭にハンカチをあてて涙しておられました。

 

 

 「どうかいついつまでもお元気でいてください」

 

 そして、コロナが一刻も早くおさまり、湖国滋賀や栗東で、また素敵な歌声を響かせてください。

 

 

 今からジャズ界の美空ひばりの再演が待ち遠しい私です。

 

 -追伸- 

 伊藤君子さんの、『一本の鉛筆』を是非、機会があればお聞きください。

 

 東日本大震災から十一年。

 原爆被爆から七十七年。

 

  今日も、ウクライナで何の罪もない市民が千五百人以上も戦争で亡くなっている現実があります。

 

 どうか世界中の人達に『命の大切さ』を綴る『一本の鉛筆』(ジャズ界の至宝・伊藤君子)の歌詞をが届き

ます様に(拝)