お知らせ
『宅配ドライバーと亀と水仙』
今年は卯年。
4年に一度の統一地方選のまわり年。
全国各地で確認団体カーや政党カー、街宣カーが春に向けて走り出す時期となりました。
『当選』というゴールを目指して競走するとなると「うさぎと亀のかけっこ」の話を思い出しますが、動きながらも心には余裕ある態度で人に接したいものです。
昨夏、お盆過ぎに私の運転する軽トラの前を一台の宅配便が急ぎ走っていました。
突然の急ブレーキ。
ドライバーさんは路肩にトラックを寄せるや否や、運転席から飛び降り、道路を横切ろうとしていた一匹の亀を拾い上げ、道端の水路に離されました。
また、先週街宣活動中に宅配ドライバーさんが荷物を下ろす為に路肩に車を丁寧に何回も切り返し寄せられていました。
「何をされているんだろう?」と不思議に感じていると、荷物を運び終え発車されたトラックの左前方横には綺麗に咲き誇った水仙の束がありました。
亀や水仙を踏まない様に、急ぐ中でも一抹の優しさが溢れ出ているお二人の宅配ドライバーさんの優しさと思いやりある行動に感銘を受けました。
『自分も幾つになっても、ああした心の余裕がある品性溢れる大人になりたい』
日々の公務に加えて、自らの選挙の告示日が一日一日と差し迫ってくる中、
一年で最も寒い大寒の時期ですが、改めてお二人のある意味勇気ある行動に、あたたかな感動を覚えた小正月でした。