お知らせ

『故郷(住めば都)』

議員は選挙が近くなると後援会活動が活発になるとよくいわれます。

 

とりわけ、選挙や地盤といわれる地元には足繁く訪ねるのが通例となります。

 

私も雪の中、雪残るここ数日、長靴で栗東市内各地を歩きました。

 

先祖代々、その地に住み続けておられる方、初めて自分の代で滋賀栗東に移住された方。
 
どんな理由があれど『一生涯で自分を見つけられる土地に出逢えることや、生きる場所を探し求めた上で定住できることの幸せ』を一軒一軒訪ね、市民さんと懇談する中で感じています。

 

旅をすることで人は様々な文化や生活に出会い興味を抱き、その折々の多様性に強い意欲をもつのかも知れませんが、時に感傷的になったり慣れない暮らしに疲れたりするのも人間なのです。

 

 

大学を卒業した月末に就職のため東京へと旅立つ朝に、祖母が私に言った言葉が今も耳に残っています。

 

 

『慣れない暮らしがいやになったのなら、いつでも生まれ故郷に帰って来なさい。ただ、自分がきちんと見つけられる土地に出逢えたなら三年はそこで働き生きなさい。石の上にも三年と言う諺を胸にしながら。』

 

 

歳を重ねたせいか、議員になり様々なお宅や地域に接する毎に、あの時の祖母のいわんとした意味がなんとなく多少わかってきた様な気がします。