お知らせ
『挨拶』
コロナ禍でここ数年止まっていました行事ですが今秋は、ふれあい祭や運動会、音楽会、文化祭と地元の市町を中心に週末は各地を歩くことが多くなりました。
挨拶の機会をいただくことも時折ありますが自省を込めて禅語の一つ『挨拶』が正しく出来ているか最近考えています。
『挨』も『拶』も「せまる」「おす」と語源の意味があり、姿勢を正し綺麗にお辞儀が出来てこそ真の『挨拶』だそうです。
すれ違い様に急ぐあまり歩きながら会釈するだけでは挨拶ではなく、人にいかに接して礼節を保つかにも、その人なりのふだんの生き方があらわれると還暦を過ぎた頃から実感する様になりました。
禅問答では「そばに身をよせて押し合ってこそが真の挨拶。相手の悟りや器は挨拶の仕方でわかる」とされています。
「いかに、相手の懐に飛び込み、心の扉を開いてもらい、ふれあいを生むのか」。
学歴や社会的立場に関係なく、その人となりを生身に愛せるかどうか。
気持ちのよい笑顔と丁寧で爽やかな挨拶をすることで、相手に「私はあなたに心をひらけている用意が出来ていますよ」との意思表示が表せるのです。
少し寒くなってきたこれからの季節。
『挨拶』一つでお互いが心も身体もホカホカになれる様、心がけたいものですね。