お知らせ
『色即是空』(しきそくぜくう)
毎朝、山中深くウォーキングしていると霧とピンと張り詰めた空気に包まれながら、頭上の空を見上げると一日の始まりを実感し、身が引き締まります。
「この世にある万物(色)は、因や縁でつながり存在しているだけで実体のない(空)である」とは般若心経大乗仏教の基本的教え。
色は本人の姿。空は背景にあるもの。
今、ここにいる、いられるのは生きているからではなく。生かされているが故。
だからこそ、今ある自分の生命を大切にしなければならない。
一切の存在は『無』から、日々違いを認め合い、『無の性(さが)』に感謝しつつ生きていると『無性に毎日が前向きになる』。
哲学的な文章となりましたが、何はともあれ今年も残すところ一カ月です。
一日一刻を丁寧に過ごしていきたいと思う晩秋です。